相模原の未来を
つくる会
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たけしま 俊子
としこ
政治の世界へ
そもそも私は、政治に興味のない人間でした。
政治というのは、頭の良い人がたくさん勉強して担う物であり、
私のような庶民は関わらない方が良いと考えていたのです。
私は成人してからずっと、看護師として働いてきました。
医療業界は、診療報酬が決められている所為で、
どれほど長く勤務しても給与は殆ど上がりません。
それでも私自身は生活に困ることが無かったため、大して気にしていませんでした。
もともと結婚する気も子供を持つ気も無かったため、独身でいる事にも何の不都合も感じませんでした。
私の勤務先は回復期リハビリテーション病棟でしたから、高齢者が多く入院してきます。
訓練で自立した生活能力を取り戻し、自宅へ退院する方が多いですが、退院先がなかなか決まらない方もいます。
主な理由は、経済的な問題とマンパワーの不足です。
核家族化が進み、個々の家庭がそれぞれで家計を立てるため、非効率で経済的な余裕のない社会。
家族はいるけれど一緒に住んでいなかったり、家族も高齢で介護が必要な状態だったり、
身寄りがなく民生委員さんのお世話になっている方もいました。
退院先が決まり難い患者さんたちを見ていて、私は不安を感じました。
彼らは将来の私ではないかと。
少子高齢化が問題視され始めてから既に20年以上経過していますが、
自公政権は解決策を講じられないまま今に至っています。
このままでは、今よりもっと苦しい状況になることが想像できます。
私もいずれは年老いて、誰かの手を借りなくては生活できなくなるでしょう。
その時、
医療&介護スタッフは充分に居るのか?
社会保障は維持されているのか?
道路やガス・水道・電気といった生活インフラを、整備する人材がいるのか?
先行きを考えると不安になります。
増税に次ぐ増税。
社会保険料の増額。
給料は上がらず国民負担は増えるばかり。
このままで良いのか?
これは私たちの世代が政治に無関心で、政治家に好き勝手やらせていた結果ではないか。
どうすれば改善できるのか、
社会を変えるには どうすれば良いのか考えました。
政治を放任してきた責任を取らなくてはならない。
次の世代に負担を押し付けてはならない。
庶民が政治に無関心でいられた時代は終わったのです。